PowerShellでのファイルとディレクトリ管理:Get-ChildItemの使い方

Get-ChildItem は、Windows PowerShell(および新しいバージョンの PowerShell)で使用されるコマンドレットで、ファイルシステムや他のストレージの場所にあるアイテム(ファイルやディレクトリなど)をリストアップするために使われます。このコマンドレットは、ディレクトリの内容を表示したり、特定の条件に基づいてフィルタリングする際に非常に便利です。

基本的な使い方

このコマンドを実行すると、現在のディレクトリ内のすべてのファイルとフォルダの一覧が表示されます。例えば、C:\Users\YourName ディレクトリにいる場合、このディレクトリの中のすべてのファイルとサブディレクトリがリストされます。

特定のパスを指定する

特定のディレクトリの内容を表示したい場合は、パスを指定します。

このコマンドは、C:\Windows ディレクトリ内のすべてのファイルとフォルダを一覧表示します。

ファイルの種類でフィルタリングする

Get-ChildItem は、ワイルドカードを使って特定の種類のファイルのみを表示することができます。

このコマンドは、現在のディレクトリ内のすべての .txt ファイルを表示します。

再帰的にアイテムを表示する

サブディレクトリの内容も含めて再帰的にファイルを一覧表示したい場合は、-Recurse パラメータを使います。

このコマンドは、現在のディレクトリ以下のすべてのサブディレクトリの内容を含む、すべてのファイルとフォルダを一覧表示します。

隠しファイルとシステムファイルを表示する

通常、Get-ChildItem は隠しファイルやシステムファイルを表示しませんが、-Force パラメータを使うことでこれらのファイルも表示できます。

サイズや日時でフィルタリングする

特定のサイズ以上のファイルや、特定の日付以降に変更されたファイルを表示することも可能です。

このコマンドは、現在のディレクトリ内で 1MB を超えるファイルを表示します。

このコマンドは、過去 7 日以内に変更されたファイルを表示します。

まとめ

Get-ChildItem はファイルシステムの探索や管理において強力なツールであり、特に大規模なディレクトリ構造や特定の条件に基づいたファイル操作が必要な場合に非常に便利です。フィルタリングや再帰的な検索、隠しファイルの表示など、多くのオプションを活用して効率的に作業を行うことができます。